鳥取砂丘での朝日

壮
ふと思い立って向かった、鳥取砂丘。
夜明け前の空気はまだひんやりとしていて、足元の砂がやわらかく、静けさが全身に染み込んでくるようでした。
人の気配がほとんどない砂丘で迎えた朝日は、ただ「綺麗」というだけでは表現しきれないものでした。
夜明け直前の静けさ

まだ太陽が顔を出す前。
海と空と砂だけが、広がっていました。
あえてピントを浅くして撮ったこの写真には、言葉よりも「静寂」を残したかったんです。
山の間から昇る朝日

ついに太陽が顔を出した瞬間。
山と山の間から差し込む光が、まっすぐ海へと伸びていました。
レンズ越しにも感じた「希望」みたいなもの。この写真が、今回の旅で一番気に入っています。
光の中で揺れる砂

逆光のなか、あえて前景の砂にフォーカスしてみました。
細かな砂粒がふわりと舞い上がる瞬間に、朝の風の気配を感じたんです。
この一瞬は、写真よりも記憶に残るものでした。
光が溢れ出す

まばゆいほどの光が、砂丘の影を深く落とし、森の木々を照らしていきます。
一瞬だけ、世界の色が変わったような錯覚。
時間の流れが止まったような感覚が心に残りました。
朝の静けさとともに

まだ静けさが残る海と丘のラインが、とても穏やかで。
旅というより、心を整える「朝の儀式」だったのかもしれないと思いました。
まとめ 〜 砂丘で見た光の記憶 〜
旅の中で出会う「美しい風景」は、ただ景色が良いだけじゃなく、自分の内側がそれを受け止める準備ができているときに訪れるのかもしれません。
鳥取砂丘の朝日が、わたしの心をそっと照らしてくれました。
ABOUT ME